【キシャメシ】絶対に負けられない味噌ラーメンがある、老舗醸造元の系列店「みそ蔵らーめん 花咲」の決定力が凄い

発酵の街・沼垂が背景になった味噌ラーメンなのだ

サッカー北中米ワールドカップが最高潮の盛り上がりだ。日本代表チームが、欧州や南米の強豪と、なんら遜色ない強さを発揮している。パオロ・ロッシ(伊)が得点王を取った1982スペイン大会から見続けている50代としては、まさに隔世の感「こんな時代が来るとはね」である。

新潟も梅雨入り宣言が出された。これから暑くなる季節には、どうしても疎遠になりやすいのが「みそラーメン」だったりする。やはり寒い冬にフーフーしながら食べる味噌ラーメンは格別だ。だが敢えて紹介する価値がある。味噌ラーメンの名店が群雄割拠の新潟市だが、最新のKISHAランキングでは、ここが1位に来ている。まさに「記者の1ミソ」。新潟市中央区沼垂東、栗木バイパスに面した「みそ蔵らーめん 花咲」だ。

新潟市中央区沼垂東の「みそ蔵らーめん 花咲」

醸造の街・沼垂を背景とするこの花咲は明治38年創業の老舗醸造蔵である峰村醸造の系列である。当然だが、ラーメンに使用している味噌はすべて峰村醸造製だ。こだわりの米糀味噌を贅沢に使用した味噌ラーメンなのである。

いざ訪店。バイパスからちょっと入りにくいのが難点なのだが「それでも食べたい」が上回る。そういう人は多いのではないか。券売機で看板メニューの「みそ蔵らーめん」(980円)を購入。

創業110余年の峰村醸造の熟成味噌を100%使用しているこだわり

昼のピーク時を過ぎていたが、カウンター7席、4人掛けテーブルが3脚はほぼ埋まっていた。店内のBGMにはモダンジャズが流れる。カウンターを挟んだ向こうでは、ラーメンが着々と作られているが、いかにも蔵元の熟成味噌といった趣の樽から味噌が掬われ、豚骨ベースのようなスープに合わされていく姿が、期待をさらに高めてくれる。

みそ蔵らーめん(980円)熟成白味噌とマー油のコントラストが美しい

まもなく着丼。はあ~この外見だけで陶然としそうだよ。米糀の割合が多い熟成白みそと、黒いマー油のアンサンブルは、2006FIFAワールドカップ公式試合球「チームガイスト」のデザインを思わせる。味噌ラーメンに焼き海苔という意外性も良き。

さっそく自慢のスープをひとすすり。んあ~深い旨味。旨味の層が厚い。熟成みその複雑なうま味と、とがりのないまろやかさ。この得も言われぬコクは豚骨ベースのスープがコントロールしているのか。なんというバランスの良い、絶妙な味噌のブレンド。

この白味噌とマー油の際にできたスペースが、バイタルエリア

芳醇な味噌のスープにパンチを与えるマー油がニクイ

ちょっと札幌味噌ラーメンの旨味と共通する領域があるんだよなぁ、ここのは。特にこの、白味噌の裏に広がるマー油のバイタルエリアにロングボールを出されると、記者のディフェンスラインも完全に崩壊、稲妻のような美味にゴールネットを揺らされてしまう。

太麺が濃厚まろやかなスープをしっかり受け止める

チャーシュー2枚のツートップは、本格味噌ラーメンにして稀有な攻撃力。そうかと思えば丼の底の最終ラインには、味噌スープによく合うひき肉が沈んでいるという抜かりない堅守。

太麺のもちっとしたコシは、安定感あるポストプレーのごとくスープの旨味を完全におさめ、ここを起点に多彩な攻撃が繰り出される。物価高の折、ここまでの一杯を1,000円以内で食べられてしまうことが、まずありがたい。

あー美味かった。まいどまいど美味い。日本伝統の発酵食である味噌の奥深さを、ここのラーメンは教えてくれる。

(編集部 I)

【みそ蔵らーめん 花咲】

新潟市中央区沼垂東5丁目1-30

営業時間 11:00~15:00 17:00~20:30(金・土は21:00まで、日曜日は夜営業なし)

定休日 水曜日

<グーグルマップ「みそ蔵らーめん 花咲」>

 

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