【コラム第1回】 余命1年と言われたら、あなたは何をしますか? 芳賀純一 人生を楽しむ学校(Life Producer Academy)校長

突然ですが、こんな事実からお話しさせてください。
現生人類(ホモ・サピエンス)がこの地球に誕生したのは、約20万年前のことです。その長い歴史の中で、死を免れた人間は、ただの一人もいません。あなたも、私も、例外なく、いつか必ずこの世を去ります。
これは脅しでも、不安を煽る話でもありません。ただの、疑いようのない事実です。
にもかかわらず、多くの人が「やりたいことをやれていない」まま日々を過ごしています。「いつかやろう」「もう少し準備ができたら」「もう少し余裕ができたら」——そう言い続けながら、気づけば何年も経っていた、という経験はないでしょうか。
ホスピス(終末期医療の現場)で多くの患者と向き合ってきた医療従事者たちが、共通して聞く言葉があります。「もっと自分らしく生きればよかった」「やりたいことをやればよかった」。人生の終わりに近づいた時、人は不思議なほど同じことを後悔するといいます。
そして、もっと面白いことがあります。
死期を告げられた患者さんが、それまでの人生で最も生き生きと過ごすことがある、とホスピスの医師たちは言います。余命を告げられた瞬間から、急に生き生きとし始める人がいます。やりたいことを次々と実行し始める人がいます。「あの人、病気になってから変わったね」と言われるくらいに。
なぜでしょうか。

制限が明確になることで、優先順位が鮮明になるからです。時間が「無限にある」と思っているうちは、人はなかなか動けません。しかし「有限だ」とはっきり分かった瞬間、本当に大切なことだけに集中し始めます。人間関係の煩わしさや社会的な期待への囚われを手放し、心から大切なものに向き合い始めるのです。
では、人はなぜやりたいことをやらないのでしょうか。お金がないから。時間がないから。家族に迷惑をかけるから。失敗が怖いから。人にどう見られるか心配だから——。理由を挙げれば切りがありません。しかしその全てを突き詰めていくと、不思議なことに、たった一つの答えにたどり着きます。その話は、次回にしたいと思います。
最後に、二人の言葉を贈らせてください。
古代ローマの哲学者セネカはこう言いました。「私たちが持つ時間は短いのではない。私たちが多くを無駄にしているのだ」と。そしてスティーブ・ジョブズは言いました。「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きて無駄にしないでほしい」と。
まず今日、一つだけ問いかけさせてください。「もし余命1年と言われたら、あなたは何をしますか」。その答えの中に、あなたが本当はやりたいことへの、最初の糸口があります。
ちなみに、「なぜそう感じたのか」を一歩踏み込んで考えるという姿勢は、新潟で行われている、記者歴20年の実践家によるメモ術講座でも大切にされている考え方と共鳴する部分があります。表面の感想で終わらせず、その奥を掘っていく習慣そのものが、自分の本当の願いに気づく入り口になります。文章力やメモ力を磨きたい方には、あわせてそちらの講座もおすすめしたいです。(https://www.niikei.jp/2073515/)

芳賀純一(はが じゅんいち) 人生を楽しむ学校(Life Producer Academy)校長
関東学院大学公開講座講師
著書:『自由な生き方をしたい人が最初に読む本』(Amazon Kindle)
人生を楽しむ学校について お問い合わせや詳しく知りたい方はこちら
LINE公式ページ lin.ee/wFZPUPH
PCの方はこのLINEのQRコードをスマホで読み取ってください
↓

NOTEでも学校について発信しています
https://note.com/cheeky_avocet506
芳賀純一 人生を楽しむ学校(Life Producer Academy)
著書:『自由な生き方をしたい人が最初に読む本』(Amazon Kindle)amzn.to/47zsWqe