【キシャメシ】潟リーマンは、このツユだく冷やし中華を喰って真夏を迎え撃て ― 食堂 六太郎(新潟市南区)

店の住所が「新潟市南区白根無番地」という六太郎(新潟市南区)。無番地とか、あるんだ・・・
新潟に住んで以来、こんなに梅雨明けが遅かったことは記憶にないかも。8月3日、もしかしたら今日あたり梅雨明け宣言あるな。この先に待ち受けるのは、我々の体力ゲージを削りに削ってくる酷暑だ。
冷やし中華だな、ここは。となれば、わざわざ遠回りしても食べに行きたい冷やし中華がある。ご存じの方も多いはず、「食堂 六太郎」(新潟市南区)だ。六太郎の冷やし中華は南区のアイコンと化している、それほど定着した味だ。
昨夏、記者は初めて六太郎の冷やし中華を食べた。涼味あふれる味わい、他とちょっと違う個性があったのを覚えている。結局昨年は、なんだかんだ3回訪店した。

中之口川のほとりにある店だけに、壁には凧合戦の凧が。昭和初期の思い出写真も掲示されており、店の歴史を感じる
店に入る。既に昼食時はピークアウト、大丈夫だ、座れる。着席して、店員さんが水を持ってきたのでメニューを開かずに「大盛 冷やし中華」(900円)をオーダー。六太郎の冷やし中華はデフォルトが800円、「大盛」で900円、「ジャンボ」で1,000円。ここ最近で言えばリーズナブルだと思うが、ほかのメニューもすべて価格は抑えめ、庶民の味方だ。「冷やし中華は4月上旬から9月上旬」と書いてある。できれば1年中やっていてほしい。

このご時世に抑えめの価格設定もうれしい

マンガは、ちょい懐かしめのラインがたくさんそろっている
店内を見渡す。実は店のプロフィールについて、記者はほとんど知らない。地元への浸透度が半端ないこと、店内に昭和初期の写真が掲示されていることなどから、相当歴史を刻んだ店なのは確かだ。現在の店舗は、おそらく近年のリフォーム後の姿なのだろう。
そんなことを考えながら待っていると、冷やし中華が着皿。これこれ、見てくださいよ。

大盛冷やし中華(900円)
このつゆだくな感じ、どうよ?スープは、ありふれた醤油で真っ黒のものではなく、黄金色の清湯にすりごま。具材も、わかめ、刻みきゅうり、刻みなると、このあたりは割と一般的。しかし櫛切りの大ぶりなトマト、錦糸卵でなくゆで卵、そしてこれも細切りでなく板状のチャーシューの面々は個性的だ。ビジュアル的には、冷麺にも似通ったところがあり。
さっそくスープから。おお、キンキンに冷えてやがる・・・あ、ありがてぇ・・・1年ぶりの冷やし中華・・・

新潟の冷やし中華に珍しい、この感じのスープ。すりごまが良い味

この麺、スープとの相性が最高だ
しっかりした酸味だが、まろやかで尖りはなし。まさに涼味。暑くて何も食べたくない日もこれならするする行ける。これが黄色いタイプのツルシコ中華めんに絡んで最高だ。冷やし中華って慌ててすするとムセることあるけど、ここのはまったくそんな心配はいらないまろやかさがある。スープをしっかり楽しめる冷やし中華。添えられた辛子を溶くと、またキレが出て良き。

この感じの存在感あるチャーシューも美味い

デカくて甘いトマト
チャーシューも、味シミのオーソドックスタイプで、敢えて細切りでないのも存在感がくっきりして良し。トマトは甘いタイプのやつだ、美味しい。スープをすすりながら食べ進む、この感じが良い。最後の方で辣油を垂らして、もう一回味変。
大盛は、見たところ麺が1.5玉くらいか。かなり食べ応えがあるが、この爽快感ある味がどんどん箸を進ませる。あっという間に完食。新潟のサラリーマンが、真夏にこの冷やし中華を求めて訪れるのがわかるな、これ。
この夏は、何回来れるかな、六太郎。
(編集部I)
【食堂 六太郎】
新潟市南区白根無番地
営業時間 11:15~14:00
定休日 火曜日
<グーグルマップより>