「口座の紙幣の指紋を調べる」上越市の80代女性がニセ警察詐欺で310万円被害
上越警察署は10月1日までに、上越市に住む80歳代の女性が特殊詐欺(ニセ警察詐欺)の被害に遭い、現金310万円をだまし取られたとして届け出を受理し、捜査している。
警察によると、8月21日ごろ、女性の自宅の固定電話に郵便局の職員を名乗る男から、女性が発送した荷物を受取人不在で保管しているとの電話があり、「200万円を北海道に送っていますか」などと聞かれた。心当たりがないと答えると「警察官に電話を代わります」と言われ、中央警察署の警察官を名乗る男から「詐欺事件で逮捕した犯人が、あなたとグルになってお金を稼いだと言っており、あなたに逮捕状が出ています。口座の紙幣に付いている指紋を調べれば犯罪に関わっているかどうか分かります」などと言われた。
その後、検事を名乗る男が電話に出て、お金を調べてもらう約束をした。女性は毎日、警察官を名乗る男と連絡を取るよう指示され、事件のことは地元の警察にも言ってはいけないと口止めされた上で、個人情報や預貯金の額を聞かれた。
9月4日、お金の用意ができたと伝えると、宅配便で東京都内の集合住宅に送るよう指示され、女性は現金310万円を送ってだまし取られた。その後も毎日、警察官を名乗る男と連絡を取っていたが、再びお金を送るよう言われたことに違和感を覚えて上越署に相談し、だまされていることに気付いたという。
警察は、預貯金口座のお金について指紋を調べることはなく、警察が捜査でお金を送らせることもないと説明。警察は秘密で捜査することはないため、県外の警察から捜査の電話を受けたときは、慌てずに一度電話を切り、地元の警察に問い合わせるよう呼びかけている。お金を送るよう求められたら詐欺を疑い、家族や知人、最寄りの警察署に相談してほしいとしている。
【相談窓口】
上越警察署 025-521-0110
上越市市民安全課 025-520-5661