長岡市のもみじ園で体験イベント「コトハジメ」初開催 普段は非公開の山荘も開放
新潟県長岡市の「もみじ園」では2026年10月10日、体験イベント「コトハジメ」が初めて開催された。「“やってみたい”が、動き出す日」をテーマに、ものづくりや音楽など多彩な体験ブースが並んだ。普段は非公開の巴ケ丘山荘も開放され、同園の一般来園者を含め223人が訪れた。会場のもみじ園は、1896年(明治29年)ごろ、地元の大地主だった髙橋家の別荘の庭園として造られた。紅葉の時期には、毎年多くの訪問者で賑わう。

イベント会場となった長岡市越路地域にあるもみじ園
体験ブースでは、仏像の色塗りやカリンバの演奏、鉄板への文字打ちなど、日常ではなかなか体験する機会の少ない企画を用意。もみじの葉を使ったしおり作りなど、自然に親しむ体験も行われた。また、地元の飲食店ブレリウム(Ble riumu)や韓国屋台料理のI-YO(イーヨ)なども出店。来場者はさまざまな体験とともに、飲食も楽しんだ。
主催したのは、長岡市の越路地域に派遣されている地域おこし協力隊の諸橋年浩さん(39)である。諸橋さんは「もみじ園は紅葉の時期に人気があるが、新緑の時期も良い。普段は非公開の建物の内部や外の景色も楽しみながら、体験してもらえれば」と話す。今回の出展者には、さまざまな特技を持ちながら、体験教室などを開いた経験がない人たちも参加。諸橋さんらとともに、イベントを一からつくり上げたという。また、誰もが気軽に参加できるよう、事前予約不要のイベントとした。

今回、イベントを初めて企画したという諸橋年浩さん
新潟県加茂市からカリンバ体験のブースを出展した倉茂かおるさんは「皆さんが楽しそうに弾いていた」と笑顔を見せた。また、鉄板への文字打ち体験を提供した同県燕市の小林亮介さん(44)は、会場のある来迎寺を訪れたのは初めて。音楽のあるイベントで体験ブースを出展するのも初めてだったといい、「わりとお客さんが多かった」と振り返った。

カリンバ体験を提供していた倉茂かおるさんは、ピアノも演奏するという
この日、同県津南町から長岡市を訪れ、偶然にもみじ園に立ち寄ったという山田結希(ゆうき)さん(38)と咲良(さくら)さん(10)は、もみじの葉を使ったしおり作りを体験した。咲良さんは「楽しかったし、自然のことをもっと知れた」と話した。

わりと多くの来客があったとする小林亮介さん

参加者は、それぞれのブースで思い思いに体験を楽しんでいた
(文・写真 北条隆士)