【中間決算】コロナ、営業損失6億7,500万円に拡大 通期予想も下方修正

株式会社コロナ(新潟県三条市)は10月29日、2027年3月期第2四半期(中間期)の決算短信(連結)を発表し、あわせて通期の連結業績予想を下方修正した。原材料などの仕入価格の高騰が当初の想定を上回っているためで、営業損益は5月に公表した6億円の黒字予想から、4億円の赤字予想に引き下げた。

中間期の売上高は395億1,700万円(前年同期比1.7%減)、営業損失は6億7,500万円(前年同期は5億9,900万円の損失)、経常損失は4億2,300万円(同3億6,400万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は2億8,600万円(同2億5,900万円の損失)だった。生産の合理化や経費の削減を進めたものの、売上高の減少に加え、原材料などの仕入価格が大きく上昇した影響で、各損失は前年同期より膨らんだ。

製品別では、暖房機器の売上高が69億2,300万円(前年同期比3.0%減)。石油暖房機の輸出は順調だったが、流通在庫が前年より多かったことなどが響いた。空調・家電機器は109億8,600万円(同0.2%減)で、2027年4月からの省エネ基準引き上げを背景にセパレートタイプのルームエアコンが伸び、新商品のポータブルエアコンも好調だった一方、窓用エアコンの販売が低調だったという。住宅設備機器は183億9,300万円(同4.4%減)。電気温水器や石油給湯機は前年同期を上回ったが、エコキュートが競合他社の攻勢やミドルクラスの販売苦戦で伸び悩んだ。

同社は暖房機器の割合が高い第3四半期に売上高と利益が増える傾向にある。第3四半期以降は、省エネ基準の引き上げを前にしたルームエアコンの販売増加を見込み、エコキュートの新製品投入や販売価格の見直し、コスト削減にも取り組む計画だ。ただ、中東情勢や為替相場の影響で仕入価格の高騰が続いているとして、通期の予想を見直した。

修正後の通期予想は、売上高845億円(前回予想比15億円減)、営業損失4億円(同6億円の利益)、経常利益1億円(同10億円)、親会社株主に帰属する当期純利益1億円(同6億円)。年間配当は前期と同じ1株当たり28円を予定している。

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