【地域間交流、今年も】福岡県柳川市の伝統行事「白秋祭」に、中原八一市長ら新潟市からの訪問団が参加

10月25日に行われた新潟市長選で3選を果たした中原八一市長も訪問団の一員に
11月1日に福岡県柳川市で開催された白秋祭水上パレードに、3期目をかけた新潟市長選挙で当選したばかりの中原八一新潟市長や、新潟商工会議所の廣田幹人会頭、BSNラジオの人気パーソナリティ・遠藤麻理さんら新潟県関係者50名以上が参加し、話題になっている。

単なる文芸顕彰行事にとどまらず、柳川の美しい街並みがクローズアップされ観光振興につながっている

福岡県柳川市の「白秋祭」は、同市出身の詩人・北原白秋をしのび、命日の11月2日を挟んだ3日間に開催される秋の恒例行事である。最大の見どころは、柳川の掘割を舞台にした「白秋祭水上パレード」。ほおずき提灯や行灯で飾られた約40隻のどんこ舟が、約4キロの水路をゆっくりと進む。沿道にはステージが設けられ、郷土芸能や太鼓、合唱などが披露されるほか、夜空を彩る花火も祭りを盛り上げる。水面に映る提灯の明かりと水郷ならではの景観が幻想的な雰囲気を生み出し、地域住民と観光客が一体となって楽しむ、柳川を代表する秋の観光イベントとなっている。単なる文学顕彰行事ではなく、水郷柳川の景観や文化を観光資源として生かす地域を代表するイベントと言える。開催は2026年で第74回を数える。

新潟市と柳川市の民間交流が生まれるきっかけを作った廣田幹人新潟商工会議所会頭は、柳川市の観光大使にも就任している
新潟県と柳川市の友好関係が生まれたきっかけを作ったのは、2006-2007年の廃止寸前だった新潟―福岡の定期航空路線を存続させる民間運動。存続運動の呼びかけ人として中心に立ったのは現在新潟商議所会頭となった廣田幹人氏(新潟綜合警備保障株式会社代表取締役)だった。
廣田氏は柳川市観光大使にも任命されている。県外出身・県外在住者としては異例の抜擢である。これ以降、新潟と福岡両県に新たな民間交流が生まれ、現在も行き来が続いている。柳川市の観光訪問団が毎年1月に新潟市を訪問し、同市の伝統行事である「柳川雛祭りさげもん巡り」をPRする活動も続いている。
廣田会頭は式典のスピーチで「2008年ごろから柳川市との交流もはじまり、今では『柳川を訪れた』というより『柳川に帰ってきた』という肌感になった。新潟と福岡、柳川は、一見縁の薄いように感じるが、土地の特徴がよく似ており、美味い米や酒など文化に共通点も多い。福岡からも多くの人に新潟を訪れていただき、交流が末永く続くことを祈る」と万感の思いを語った。
