【ペーパーレス化の波に抗えず】新潟市の印刷業「スタッフラン」が事業停止、自己破産申請へ

帝国データバンク新潟支店によると、有限会社スタッフラン(資本金500万円、新潟市江南区、代表佐藤幸一氏、従業員10名)は、11月 2日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。11 月下旬をメドに自己破産を申請する予定。
同社は、1992年9月創業、94年 6月に法人改組された各種帳票類・パンフレットなどの印刷業者。新潟県、新潟市、五泉市などの官公庁のほか、一般企業を得意先として、受発注伝票、請求書、領収書等、帳票類全般の印刷を行うほか 封筒類の名入れ込も行い、2006年5月期には年売上高約2億4,300万円を計上していた。
しかし、以降は環境問題を背景としたペーパーレス化により帳票類の電子化が進んだほか、パンフレットなどのデジタル化が進行したことなどから市場規模が縮小、2026年5月期の年売上高は約9,900万円にとどまっていた。
また、原材料価格の高騰により採算割れの状態が続き債務超過に陥っていたなか、近年はマンパワーの強化に向けた人員募集を進めていたものの、採用は思うように進まず人手不足の解消に至らなかったことに加え、取引先の倒産の影響もあり資金繰りが困難となったことから事業売を断念した。