【インフルエンザ感染拡大】新潟県内で739人の患者報告、佐渡では警報基準超え

新潟県庁
新潟県は11月5日、2026年第44週(10月26日~11月1日)の感染症情報(週報速報版)を発表した。県内のインフルエンザの定点医療機関当たりの報告数は13.44人となり、前週の11.40人から増加した。県はインフルエンザ注意報を発令しており、感染拡大への警戒を呼びかけている。
県内の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は739人で、前週の627人から112人増加した。定点当たりの報告数は、注意報基準の10人を上回る状況が続いている。
地域別では、佐渡保健所管内が38.00人と最も多く、警報基準の30人を超えた。次いで村上保健所管内が22.00人、南魚沼保健所管内が17.00人、新潟市保健所管内が14.94人、魚沼保健所管内が13.50人となった。
一方、上越保健所管内は2.00人、新津保健所管内は5.50人、糸魚川保健所管内は8.00人、柏崎保健所管内は9.50人だった。なお、県全域を対象とした警報は発令されていない。
年齢別の患者報告数では、5~9歳が188人と最も多く、次いで10~14歳が154人、20~59歳が152人、1~4歳が120人となっており、子どもを中心に感染が広がっている。
また、県によると、学校での学級閉鎖などの措置や、児童福祉施設などでの集団発生が増加しているという。
インフルエンザ以外では、新型コロナウイルス感染症の定点当たりの報告数は1.00人で、前週の1.13人から減少した。一方、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は3.10人で、前週の2.53人から増加した。
このほか、新潟市保健所管内では、マダニを介して感染する「日本紅斑熱」の患者1人(80歳代女性)の届け出があった。日本紅斑熱は発熱や発疹などを引き起こす感染症で、県は山林や草地などに入る際、長袖や長ズボンを着用するなど、肌の露出を避けるよう呼びかけている。
県はインフルエンザの感染予防について、発熱や咳などの症状がある場合は外出を控え、やむを得ず外出する際にはマスクを着用するほか、手洗いなど基本的な感染対策を徹底するよう求めている。
また、今年度のインフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの定期接種も始まっており、65歳以上の人や、60~64歳で一定の基礎疾患がある人を対象に接種が実施されている。