新潟大学医歯学総合病院が医療事故を公表

新潟大学医歯学総合病院

新潟大学医歯学総合病院は11日、心疾患の検査で入院した患者の胸部XPで異常陰影があったにもかかわらず、約11か月間、詳しい検査や治療が行われなかった事故が発生した、と発表した。

同病院では、報道資料の中で、「患者さま並びにご家族の皆さまに大きな苦痛を与えてしまい、大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます」とコメントを発表している。

なお、平成24年6月に国立大学病院長会議において作成された「医療上の事故等の公表に関する指針」に基づき、同日、病院のホームページ上に、医療事故の概要を公表した。

それによると、新潟県在住の70歳代の女性で、昨年(平成30年)9月に心疾患の検査のため入院。その際撮影した胸部XPで、肺に異常陰影があることに入院担当医が気づいたが、詳しい検査などを行わなかった。

その後、今年8月になって、患者さまは背中の痛みを訴えて救急車で来院。CTで、肺がんが疑われる腫瘤があり、頚椎の骨折による脊髄の圧迫がみられ。過去にさかのぼって検査結果を調べたところ、約11か月前の胸部XPで異常陰影が存在したことが明らかとなった。