農水省動物検疫所が新潟空港で輸入禁止畜産物の持込防止キャンペーン


農林水産省動物検疫所は16日、新潟県と合同で輸入禁止畜産物の持込防止を呼びかける広報キャンペーンを新潟空港で行った。

アフリカ豚コレラ、口蹄疫、鳥インフルエンザなど、蔓延すると畜産業や貿易などに重大な被害をもたらす越境性動物疾病。昨年、中国でアフリカ豚コレラの発生が確認されて以降、韓国やベトナムなどアジア近隣諸国でも感染が広まっている。人には感染しないが、豚やイノシシにウイルスが感染して起こり、極めて致死率が高い。しかし現在までに有効なワクチンや治療法は見つかっていないという(※なお国内で発生している豚コレラは、国内未発生のアフリカ豚コレラとは別の疾病)。

これを受け動物検疫所は今年4月、ウイルスが日本に侵入するのを防ぐために、肉製品や動物性由来製品の違法な持ち込みへの対応を厳格化。手荷物チェックや靴底消毒、検疫探知犬による探知活動など、対策強化に取り組んでいる。

この日のキャンペーンでは、動物検疫所職員が宣伝チラシの入ったティッシュを配ってPR。中国ハルビン空港へ向かう渡航者に向けて「帰国する時は肉類を持ち込まないで」などと呼びかけた。また、入国審査場では検疫探知犬による手荷物検査が行われ、探知犬が嗅ぎつけた荷物からは卵や果物などが発見されていた。

平成30年に輸入禁止品が旅行客の手荷物から見つかった件数は全国で9万3957件。動物検疫所 新潟空港出張所の浅羽清一所長は、「日本に病気を持ち込まないために、海外へ行った際には肉製品を持ち帰らないで」と呼びかける。

中国から肉製品を持ち込まないでと注意喚起

出張で新潟を訪れた検疫探知犬のジャグくん。輸入禁止畜産物の発見に貢献