新潟県津南町が令和3年度に予定していたひまわり保育園増築工事を一旦保留へ

新潟県津南町の桑原悠町長

新潟県津南町の津南町議会は21日、町議会議員で構成する全員協議会を開き、町立ひまわり保育園の増築工事などについて議論した。津南町の桑原悠町長は、2度の不落という入札結果を受けて、令和3年度に予定していたひまわり保育園の増築工事などを一旦見合わせるとの方針を明らかにした。

同町では今年7月と11月に町立ひまわり保育園の増築工事の入札を実施したが、入札参加業者すべてが予定価格を上回っており、落札者がいなかった。同町は7月の不落後、入札参加条件を単体企業体から共同企業体(JV)に変更したほか、町内から県内に入札参加範囲を拡大したが、「結果はJV1社のみの参加で、競争原理が十分に働かなかった」(町担当者)としている。

桑原町長は「断腸の思いだが、一旦工事を見合わせる決断をした。景気の見定めを含めて、検討する時間が必要だ。外部チェックのほか、組織内の力をつける必要がある」と話した。またほかの町職員も、子どもたちのために保育園の増築は必要であるとし、「(増築は)白紙ではない。来年3月に減額補正を行う」と話した。

同町は11月の不落後、設計書と入札方法について検証を実施した。その結果、不落の理由として、燃料費が高騰した結果、全工種において全体で約27%の価格が上昇したことや、見積もりによる単価設定が市場価格とかけ離れていた点などが挙げられるとしている。

町立ひまわり保育園の増築工事めぐっては、予算は賛成多数で議決した一方で、保育園の統合で通園が遠くなるなどの理由で、野党議員などが町民の反対署活動を行い、町民の約4割近くの署名が集まったという実情もあるという。

全員協議会の様子

 

新潟県津南町が全員協議会を開き、保育園の増築工事について議論(2021年9月22日)

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