アパグループが新潟市万代のホテル&マンションの起工式を実施、元谷代表「ダントツの日本一を目指す」

「アパホテル&リゾート新潟駅前大通」および、マンションの「ザ・プレミア新潟駅万代」の完成予想図

アパグループは21日、新潟市の新潟駅前万代エリアに建設するホテルの「アパホテル&リゾート新潟駅前大通」および、マンションの「ザ・プレミア新潟駅万代」の起工式を新潟市中央区万代5丁目地内で開催した。竣工はホテルが2022年3月末、マンションが2022年8月末を予定している。

同日は、元谷外志雄アパグループ代表と元谷芙美子アパホテル社長が記者会見に出席した。ホテルとマンションはJR新潟駅から徒歩7分に加えて、新潟市屈指の商業エリアである万代シティ近くの立地であり、新潟を代表する好立地にある。ホテルとマンションを一体開発として計画することで、外観デザインや色調に統一感を持たせ、街並みに連続性を持たせているのが特徴。同社ホテルのデザインの特徴である重厚なイメージをマンションにも採用し、ホテル&マンション総合都市開発事業として展開する。同グループではこれまでに京都、大阪など全国12カ所でホテル&マンションプロジェクトの供給実績があり、今回のプロジェクトは13カ所目となる。

「アパホテル&リゾート新潟駅前大通」は鉄骨造、地上19建で、高さ60m、客室数は1001室となる。主な特徴は、大浴場や露天風呂、プール、ジム、エステ、レストランなどの施設を設置するほか、全客室に50型以上の大型テレビを設置する。また、全客室のテレビ画面上に管内案内や大浴場の混雑状況をリアルタイムでデジタル表示した「アパデジタルインフォメーション」を導入する。

一方、マンションの「ザ・プレミア新潟駅万代」は地上19階、地下1階建て、高さ60m、全212邸となる。1LDKから3LDKの全22タイプで構成し、シングルからファミリーまで幅広いニーズに対応する。同マンションのオーナーは、隣接の「アパホテル&リゾート新潟駅前大通」を遠方の家族や友人のためのゲストルームとして特別価格(シングル3,000円、ツイン5,000円)で利用できるほか、同ホテル内の大浴場や露店風呂などの施設を優待価格で利用できる予定となっている。

同プロジェクトのデザイン監修は辻本デザイン事務所、設計・管理は日企設計、施工は熊谷組、加賀田組、植木組共同体が担当する。なお、アパ新潟支店内にマンションギャラリーを設け、今年8月にオープンを予定している。

アパグループはアパホテルネットワークとして全国最大の656ホテル10万1,402室を展開しており、年間宿泊数は約2,613万人(2019年11月期末実績)。2010年にスターとした中期5か年計画では東京都心でトップを取る戦略を開始し、現在、東京23区で直営ホテル77ホテル、1万8,853室を展開する。2015年にスタートした中期5か年計画では地方中核都市へとエリアを広げ、大型タワーホテルの出店も進め、アパホテルネットワークとして10万室展開を達成した。現在、首都圏や関西を中心にタワーホテル4棟、5,405室を含む49棟1万6,699室を設計中。2020年にスタートした新5か年計画では、国内でトップのホテルチェーンを目指し、2025年3月までにアパホテルネットワークとして15万室を目指している。

元谷アパグループ代表は「この3年間で経常利益は累計で1,050億円になった。今年は400億円の経常利益を見込む。ホテル業界では世界一の収益力がある。新型コロナウイルスで市場から敗退していくところも出てくる。(当社にとって)コロナはある意味チャンスで、さらなるシェアアップを図り、ダントツの日本一を目指す」と話した。

谷外志雄アパグループ代表と元谷芙美子アパホテル社長

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