新潟市が令和2年度成人式を開催


令和2年度新潟市成人式の様子(第1部)。感染対策のため、席は1席ごとに間隔が開けれている

新潟市は10日、令和2年度成人式を新潟市中央区の朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターの展示ホールで開催した。今年は入場人数を制限するために2部制としたほか、参加できる成人を新潟県内に約2週間以上滞在している人へ限るなど、新型コロナウイルスへの感染対策を施した上での開催となった。

中央区・江南区・西区の住民を対象とした11時30分からの第1部と、北区・東区・秋葉区・南区・西蒲区の住民を対象とした14時からの第2部に分けての開催となった。会場内では、新成人に入場要件を告知するスタッフが混じり、「密集の回避」を呼びかける張り紙が貼られるなど、例年にはない様相となっていた。

式の冒頭、新潟市の中原八一市長は挨拶に登壇し「学業や仕事に制約を受け、計画も思い通り進められず、家族や友人にも会うことができない、厳しい状況にある(新成人の)皆さんの、夢や希望をつなぐ場として開催の決断に至った」と語る一方で、「新型コロナウイルスのの感染者は着実に増えている。最近は皆さんと同じ20代30代の感染が多く、会食などのリスクをよく理解してほしい」などの注意喚起を繰り返し、感染対策の徹底を呼びかけた。

新潟市の中原八一市長

会場直前の様子

今回、県が新型コロナウイルスへの警報を出し、また大雪の被害が増える中での成人式には、開催以前から賛否の声が寄せられていた。

式に当たって誘導を行っていた市の学校推進課職員は「色々と不安がある中で、若者達のためにという思いで開催に至ったが、市へは新潟市民からの問い合わせの電話が相次いでいる。遊びたい盛りの若者の気持ちを考えると、イベント全てを自粛するのは忍びない。成人式の開催の良し悪しを判断して欲しくないとは思っている」と複雑な胸の内を明かしていた。

成人式に関係なく朱鷺メッセを訪れた利用者は「私は日頃から新型コロナに気をつけている。だからこそ、警報が出ている今にわざわざ式を開催する意味はあるのだろうか?」と苦言を呈していた。また、新成人の両親からは「一生に一度の催しなので、着飾った我が子を見ることでできたのは良かった」という声や「ルールを守って楽しめばいいと思う」という声が聞かれた。

中原市長は挨拶にて、新潟駅舎の改装や市が進めるスマート農業に触れつつ「ぜひ皆さんにも新潟のまちづくりに参加してほしい」と新成人へ向け希望と応援の言葉をかけた。その第1歩として、新成人の節度ある行動が期待される。

入場の規制を呼びかけるスタッフ

成人式の開式を待つ新成人の様子



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