日本曹達が二本木工場(上越市)の生産能力を30%増強

50億円を投じて医薬品添加剤の生産能力を増強

日本曹達は21日、医薬品添加剤「NISSO HPC」(ヒドロキシプロピルセルロース)の世界的な需要拡大に対応するため、生産能力の増強する、と発表した。50億円を投じて、上越市の二本木工場の生産能力を30%増強する。2021年度上期の営業運転開始を予定している。

ヒドロキシプロピルセルロースは、医薬品添加剤、とりわけ固形製剤の結合剤として使用されており、錠剤の硬度を高める結合力や、徐々に有効成分を放出する徐放性など、高い機能を有している。医薬品の市場は世界的に拡大傾向にあり、医薬品生産量の堅調な伸びに伴い、ヒドロキシプロピルセルロースの販売も増加している。また、当社の独自銘柄である「NISSO HPC-SSL SFP(超微粒子品)」は、医薬用途のみならず健康食品錠剤などの食品分野における採用も拡大している。そこで生産能力を増強することした。

 

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