「まさに訪れて良しの新潟に貢献することを期待」花角知事、表参道ネスパス後継の新情報発信拠点の事業者公募を開始

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は6月7日、新潟県庁で定例記者会見を行い、2024年6月に東京・銀座にオープンを予定している新たな首都圏情報発信拠点の事業者の公募を開始することを発表した。

新潟県首都圏情報発信拠点は、現在運営している「表参道・新潟館ネスパス」が建物老朽化などに伴い、東京都の「銀座すずらん通り」に新たに設置するもので、有識者会議を行って基本計画を策定。新拠点のコンセプトや公募スケジュールなどを発表した。

基本計画で策定したコンセプトは3つ。1つ目は、日本中・世界中の人々が新潟の魅力を楽しむ、賑わいのある拠点を目指すこと。2つ目は、新潟に行きたくなる、モノと情報を新しいかたちで発信すること。3つ目は、新潟にゆかりのある人や企業にとっても魅力的な出会いを提供すること。

また、新潟の「強み」として、「米」「酒」「雪」という従来の強みに、新潟の魅力として認知度が高まっている「アート」という要素を加え、新潟ならではのブランディングを展開していく考えを示した。

新たな首都圏発信拠点に期待することについて、花角知事は、「3つのコンセプトに集約できるが、最終的には新潟県の交流人口を拡大や、新潟の経済の活性化につながる、まさに訪れて良しの新潟づくりに貢献することを期待している」と話した。

続けて、新潟の「強み」に、「アート」を加えたことについて、花角知事は、「大地の芸術祭をはじめ、新潟のソフト部分の強みがアートにもあるのではないかということだと思っている」と述べた。

東京・銀座に設置する新たな情報発信拠点は、物販・イベントスペース・飲食提供のエリアを設けるほか、移住相談窓口などを設置する計画としている。公募にあたっては、物販・工事・飲食の事業者を別々に公募し、今後説明会を予定している。公募の締め切りは、物販・工事は7月4日まで、飲食は7月10日までで、事業者決定は8月上旬から下旬を予定している。

また、新発信拠点の名称について、花角知事は「これから検討していく」と説明した。

 

【関連サイト】
新たな首都圏情報発信拠点の「(1)物販販売店舗等運営事業」「(2)飲食店舗運営事業者」「(3)実施設計・施工工事事業者」の公募を開始します(新潟県ホームページ)

 

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