国や県、民間企業などが新潟県村上市や山形県の観光支援策を相次いで発表

新潟県は1万円分の宿泊補助券が1073名に当たるキャンペーン

瀬波温泉サマーキャンペーンのチラシ

国や県、民間企業などが、先月18日に地震が発生した新潟県村上市や山形県の観光支援策を相次いで打ち出している。現在、落ち着きを取り戻しているものの、地震発生直後に風評被害による宿泊キャンセルが相次いだ。その影響が懸念されることから、村上市や山形の誘客増に向けて支援するのが狙いだ。

国土交通省は9日、割引旅行商品を造成する際の支援策を発表した。詳細は未定だが、(一社)日本旅行業協会(JATA)などが、一人あたり3000円を割り引く商品を組成し販売する際に支援する方向という。販売開始は7月19日で調整を進めている。

新潟県は11日、瀬波温泉の瀬波海水浴場が本格的なシーズンを迎える7月20日から8月20日の1ヶ月間、瀬波温泉に宿泊した人を対象に、1万円分の宿泊補助券が、(瀬波=せなみにちなんで)1073名に当たるプレゼントキャンペーン「瀬波温泉サマーキャンペーン」を村上市と共同で行うと発表した。宿泊補助券の利用期間は10月1日から12月31日まで。

県では、村上の観光情報の発信も強化する。具体的には、サイト「新潟のつかいかた」や「読売旅行」特集記事(8月)、「プロ野球 横浜DeNA VS 読売ジャイアンツ」(8月)などイベントの場を活用したり、10月に始まる新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン(DC)のエリアガイドブックを増刷したりして情報発信を強化。11月には「旅行読売」モニターツアーも開催する。

民間でも支援策を相次いで打ち出している。JR東日本が、地震により落ち込んだ観光需要の回復や、新潟県・庄内エリア DCに向けた機運醸成を図るため、上越新幹線「とき」と羽越本線特急「いなほ」に、インターネット限定の「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」(50%割引)を設定した。利用期間は8月31日まで。

またJALやANAなどの航空キャリア各社も割引運賃などを発表している(下記サイト参照)。

にいがた経済新聞記事
JALとANAが山形・新潟を盛り上げる取り組みを相次いで発表
https://www.niikei.jp/19055/

国交省(PDF)
https://www.mlit.go.jp/common/001298807.pdf

新潟県によると、海水浴シーンを迎える瀬波温泉の夏場の予約状況は前年同期比の8~9割程度にとどまっているという。