北辰金型工業所(新潟市南区)が新たな採用サイトを公開 技術力や働く魅力を発信

株式会社北辰金型工業所(新潟市南区)の新しい採用サイト
株式会社北辰金型工業所(新潟市南区)はこのほど、採用サイトを公開した。自社の技術力や事業内容に加え、働く環境や人材育成の考え方を打ち出し、人材確保につなげる狙いだ。
北辰金型工業所は、プラスチック成形金型の設計・製作を主力とする企業。自動車のヘッドランプやリアコンビネーションランプ、内外装部品向けなど、幅広い分野の金型を手掛けている。補修やメンテナンスにも対応しており、長年にわたり培ってきた技術力と品質対応力を強みとしてきた。独自の金型部品冷却方法の開発や、成形サイクル短縮に向けた設計対応などにも取り組んでおり、現場課題に即した提案力も同社の特徴といえる。
また近年は働き方改革へも取り組み、有給休暇やい育児休暇等の取得推奨やノー残業デーを設けて定時退勤の促進などを実施している。既存の製造業に慣習的に存在した労働環境からの脱却に積極的な姿勢がうかがえる。
今回公開した採用サイトでは、同社のものづくりに対する姿勢に加え、人材育成への考え方を分かりやすく発信している。「社員一人ひとりの可能性を伸ばし、未来へつながる力を育てる」とのメッセージを掲げ、未経験者や異業種からの転職希望者にも門戸を開く姿勢を示した。社員インタビューや応募フォームなども掲載し、求職者が企業理解を深めやすい構成とした。
製造業、とりわけ地方の中小企業では、採用難が大きな経営課題となっている。若年層の都市部流出や、製造業に対する職業イメージの固定化に加え、大手企業との待遇競争もあり、地域企業が必要人材を確保する環境は厳しさを増している。こうした中、自社の仕事の中身や職場の雰囲気、将来性を自ら発信する採用広報の重要性は一段と高まっている。
北辰金型工業所の今回の採用サイト公開は、単なる採用ページの新設にとどまらず、自社の価値や地域企業としての存在感を対外的に示す取り組みともいえそうだ。人材確保が企業成長を左右する中、ものづくり企業の発信力強化の一例として注目される。