【新潟港に初寄港】豪華客船「シーボーン・アンコール」歓迎式典 船長が語った新潟の魅力

初寄港した国際クルーズ船「シーボーン・アンコール」。新潟港西港区山の下ふ頭に全長210メートル超の船体が姿を見せた

新潟港西港区山の下ふ頭に4月21日、国際クルーズ船「シーボーン・アンコール」(船籍・バハマ)が初寄港し、船内で歓迎式典が開かれた。新潟県や新潟市、国土交通省関係者らが出席し、記念品の贈呈などで初入港を祝った。

同船は米国に本社を置くシーボーン・クルーズが運航するラグジュアリークラスのクルーズ船。総トン数4万1,865トン、全長210.17メートル、乗客定員600人(1室2人利用時)。この日はアメリカを中心に世界各国からの乗客568人が乗船していた。4月13日に東京を出港し、別府、釜山、境港、舞鶴、金沢を経て新潟に寄港。この後、秋田、函館、青森を巡り、27日に東京へ戻る航程となっている。

新潟県交通政策局の川俣満副局長 (左)から、シーボーン・アンコールのシーベ・デ・ブール船長(右)へ記念の盾が贈られた

船内で行われた歓迎式典には、新潟県交通政策局の川俣満副局長、新潟市の三富健二郎副市長、国土交通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所の佐渡英樹所長のほか、シーボーン・アンコールのシーベ・デ・ブール船長らが出席した。

川俣副局長は、「新潟は豊かな自然に育まれた米どころであり、日本酒でも知られている。湊町として培ってきた歴史や文化も感じていただきたい。今回の寄港が思い出深いものとなり、再び新潟を訪れるきっかけになればうれしい」と歓迎した。

三富副市長は、「新潟市は古くから湊町として栄え、豊かな食文化や自然、人々のおもてなしが魅力のまち」と紹介。市内観光用のシャトルバスを案内し、「街歩きや買い物、グルメを楽しんでほしい」と呼びかけたほか、「新潟といえば日本酒。旅のひとときに味わっていただければ」と地酒を贈った。

式典では、新潟県から船長へ初寄港記念の盾、新潟市から副船長へ記念品が手渡され、終始和やかな雰囲気に包まれた。

「シーボーン・アンコール」の新潟港初寄港を祝い、船内で記念撮影する県、市、船会社の関係者ら

シーボーンアンコールのシーベ・デ・ブール船長

式典後の取材に応じたブール船長は、新潟について「入港時に見えた港の景色がとても美しかった。すでに上陸した乗客からも、伝統があり魅力的な街だとの声が寄せられている」と笑顔を見せた。

また、記者から訪れてみたい場所を問われると、「(船内業務で時間は限られるが)もし時間があれば寿司店に行ってみたい。日本の食文化は素晴らしい」と語り、新潟の食への期待ものぞかせた。

報道陣に公開された「シーボーン・アンコール」の操舵室。船の運航を支える中枢設備が並ぶ

船内レストランは、上質で落ち着いた空間が広がる

式典後には、船内の一部が報道陣に公開され、関係者の案内で操舵室やレストランなどを見学。洗練された内装や上質な空間づくりが随所に見られ、ラグジュアリークラスのクルーズ船ならではの魅力がうかがえた。

新潟港では今年度、さらなる大型クルーズ船の寄港が予定されており、国内外からの来訪者増加による中心市街地や観光地への周遊、消費拡大など地域経済への波及効果にも期待が高まっている。

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