きものブレイン(新潟県十日町市)、広島大と共同で「発酵シルク」開発

シルク由来の成分を発酵させる培養槽(自社工場内)(プレスリリースより)

自社工場で量産化した「みどり繭」(プレスリリースより)

株式会社きものブレイン(新潟県十日町市)はこのほど、広島大学未病・予防医学共同研究講座の杉山政則教授との共同研究を基に、新原料「発酵シルク」の開発に成功した。研究は約1年間行い、製品化までを含めた開発期間は4年間にわたる。

「発酵シルク」は、同社が世界初の無菌工場で人工飼料のみを用いた通年量産化システムを確立した希少品種「みどり繭」を加水分解し、植物由来の乳酸菌株で発酵させた原料。同社は6月21日、この原料を配合したシルクスキンケアブランド「Itoguchi(イトグチ)」の新ライン「Itoguchi f」を発売した。

発酵には、厳しい自然環境を生き抜いた生命力の強い植物乳酸菌として、鳥取県・大山の山頂付近に生息する灌木(マユミの木)から採取された植物由来の乳酸菌株「Lactococcus lactis BM32-1」を採用。独自の発酵技術を活用し、肌への新たなアプローチが可能になったとしている。

同社は年間約40万着の着物のクリーニング、メンテナンス、縫製などを手がけるきもの総合加工業者。「伝統産業で培った知見と最先端の技術を掛け合わせ、日本全国、そして世界へ驚きと感動を届けるグローバル展開を目指す」とコメントしている。

 

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