【記者ノート】かなざわ総本舗が新商品スイーツ餃子『出陣餅のぎょうざ』を7月17日新発売

明治29年創業のかなざわ総本舗の本店店舗内にはたくさんの和菓子が並ぶ
名将上杉謙信偲ぶ銘菓『出陣餅』を大河ドラマ『天と地と』の放送後に販売、大ヒットに
株式会社かなざわ総本舗(新潟県上越市)は明治29年(1896年)創業であり、昭和44年に『出陣』を商標出願し出陣餅の名が大きくひろがり年間販売数100万個以上の大ヒットとなった。その後も順調な売れ行きが続き、現在年間60万個を販売する主力商品となっている。
越後が生んだ名将・上杉謙信を描いたNHKの大河ドラマ『天と地と』が昭和44年に放送されたこともあり、かなざわ総本舗では同年から翌年に掛けて、上杉謙信を偲ぶ銘菓『出陣餅』の製造販売を始めたもの。というのも戦国の世、上杉謙信が決戦前、将兵らに餅を与えて力づけ大いに奮いたたせたという故事にちなんで作られたとのことだ。同社では出陣餅を中心に、『情けの塩最中』や『兼続出陣かぶと』、『刀八毘沙門』などの地元の戦国武将にちなんだ様々な越後銘菓の製造販売を行っている。
新商品『出陣餅のぎょうざ』(餃子の皮で包む)、7月17日新発売、冷凍(非加熱)で5個入り350円税別で。キッチンカーでも実演販売を
言うまでもなく、この出陣餅は、コメどころ上越ならではの美味しいよもぎ餅に、こだわりのきな粉や黒蜜を合わせた和菓子だ。そんな中、かなざわ総本舗では出陣餅を使ったスイーツ餃子をこの17日より新発売する。この『出陣餅のぎょうざ』は、餃子の皮に出陣餅と黒蜜きなこクリームを閉じ込めた新食感のおやつであり、こんな食べ方も出来るんだというお菓子なぎょうざだ。
4代目社長の金澤一輝さん(56)は「現在ヨモギは東北・宮城産を使い、黒蜜は沖縄産の黒糖を使っているが、もちろんもち米は上越地域産なのは言うまでもない。今回発売する出陣餅のぎょうざだが、これまでもハンバーグやカツ、麺類などとのコラボ試作にもチャレンジしたが、これまでもホームページに掲載の出陣餅を使った(kitchenstudioいべまりコラボの)ハンバーグや麺類などの料理レシピにチャレンジしてきたが、今回その12品にない料理として餃子を商品とした」と話す。
金澤社長とともに、商品開発に加わっている料理研究家の井部真理さんも「出陣餅のぎょうざを創る過程で、揚げぎょうざも冷凍ぎょうざもともに出陣餅の美味しさをそのまま味わえる一品になった」と太鼓判を押す。発売初日の17日には、揚げ出陣餅ぎょうざ(タレ各種)200円税込でキッチンカーによる実演販売も行うが、井部さんがキッチンカーを担当する。なお、出陣餅のぎょうざは、冷凍(非加熱)での販売で、5個入り350円税別である。
城下町高田の伝統や文化と向き合い、100年続く和菓子屋として物価高負けず全国発信へ
本店店舗では、高級あずきを使用したおしるこや、イチゴやあんこなどのかき氷、よもぎの出陣餅ジェラートなども楽しめる。金澤社長は「この地域には城下町高田の古き良き歴史や習慣が数多く存在し、これからも歴史ある和菓子屋として、地域の伝統や文化と向き合い、全国に発信出来るよう頑張りたい」と話す一方で、「ここ最近の原料はじめナフサなども含めた物価高や人件費の増加など課題も多い。でも地元に愛される和菓子屋として徹する以外にないので、これからも難題を克服しながら、社員一丸となってしっかり頑張ります」ときっぱりと将来を見据える金澤社長だ。

7月17日新発売する『出陣餅のぎょうざ』
竜 哲樹(にいがた経済新聞ライター)