石油の香りの「新津温泉」が三ツ星に 温泉評価「湯シュラン」で県内唯一

『湯シュランアワード2026』の告知画像(プレスリリースより)
石油の掘削中に湧き出た、強い油の香りが特徴の「新津温泉」(新潟市秋葉区)が、温泉の湯そのものを星で評価する「湯シュラン」で、最高評価の三ツ星に選ばれた。10月26日に発表された全国21施設の一つで、新潟県内からは新津温泉だけが選ばれている。
湯シュランは、温泉家の北出恭子さんが代表理事を務める一般社団法人Yuchelin(東京都港区)が今年創設した評価制度で、環境省や観光庁などが後援している。料理や客室ではなく「浴槽に届けられた湯」の個性や鮮度、希少性などを見るもので、初年度は特に希少性が高く、温泉の個性を五感で感じやすい施設を選んだという。

湯シュランの星(プレスリリースより)
同団体は新津温泉を「油田のある新潟らしく、油田掘削で温泉が湧いた地元に愛される珍湯」と紹介し、ガソリンスタンドのような香りや、オイリーでとろりとした肌ざわり、湯上がりの保湿感を挙げている。
新津温泉がある旧新津市は、明治から大正にかけて日本一の産油量を誇った新津油田があり、「石油の里」と呼ばれてきた。施設によると、1951年に帝国石油が石油の井戸を掘っていたところ、深さ933メートルで温泉が噴き出し、当時は地元の人たちがドラム缶を置いて入浴していた。1954年9月4日に公衆浴場として営業を始め、今も昭和の雰囲気が残る日帰り温泉として親しまれている。
湯は源泉かけ流しで、ほぼ無色透明でわずかに白く濁っている。3〜4か月に一度は間欠泉として勢いよく噴き出すこともあるという。地元の常連客に加え、近年は口コミやメディアをきっかけに、北海道や九州など遠くから訪れる温泉ファンも増えている。
【新津温泉】
住所:新潟市秋葉区新津本町4-17-13(JR新津駅から徒歩約10分)
入浴時間:9時~18時30分
定休日:水曜日(夏季休暇、年末年始あり)
料金:大人(中学生以上)700円、小学生500円、未就学児無料
※シャワー、シャンプー、せっけんはありません。訪れる前に施設に最新の情報を確認してください(電話0250-22-0842)
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