「村上市からIPO目指す」 NVAピッチのグランプリにJPNX・板越太成氏 越境フリマアプリを開発

事業を発表するJPNXの板越太成氏

「新潟ベンチャーサミット2026」内で開催されたピッチイベント「NVAピッチ」で、海外にも出品できるフリマアプリを開発する株式会社JPNX(新潟県村上市)の板越太成氏がグランプリに輝いた。

「新潟ベンチャーサミット」は次世代の起業家輩出を目指して新潟ベンチャー協会が開催しているイベントで、今年は11月4日にホテル・イタリア軒で開かれた。その中で開催される「NVAピッチ」は、起業予定者や創業したばかりの起業家、社内起業家、第二創業に取り組む人などを対象としたピッチイベントで、優勝者には新潟ベンチャー協会会員によるメンタリングなど、事業の成長を促す支援が提供される。

今回は、食品廃棄物を資源にアップサイクルするしくみを開発するUPCYCLE Technologies株式会社・代表取締役の小木將綱氏、外国にルーツを持つ子ども向けの日本語教育や支援を行う株式会社いのまとぺ・代表取締役の井上佳純氏、JPNX・代表取締役の板越氏、AIとM&Aで町工場の再生を目指す株式会社プロッセルホールディングス・代表取締役の横山和輝氏、人生の意思決定を支援する対話型AIサービスを展開するYourMate株式会社(11月2日に株式会社リプロネクストから社名変更)・代表取締役の藤田献児氏の5人が選考を通過し、壇上で自社の事業にかける思いを発表した。

新潟ベンチャーサミット2026の様子

左から、YourMateの藤田献児氏、プロッセルホールディングスの横山和輝氏、JPNXの板越太成氏、いのまとぺの井上佳純氏、UPCYCLE Technologiesの小木將綱氏

優勝したJPNXは、越境フリマアプリを開発している企業。日本から海外へ出品する際には、相場の把握や国際発送、関税への対応など手間がかかり、知識も必要となる。同社では、AIによるスキャン機能などを活用して「海外にも簡単に売ることができる」環境の構築を目指す。

受賞の挨拶で板越氏は「会社は私ともう1人でやっており、彼にもこの受賞を報告したい。IPOを目指し、村上市から新潟を盛り上げていきたい」と喜びを語った。

新潟ベンチャー協会の代表理事を務める株式会社ハードオフコーポレーションの山本太郎代表取締役社長は「この大会は毎回レベルが上がっており、今回も全員からよい発表を聞かせてもらった」と大会全体を総括。そして、「リユース市場が世界中で注目されている。これから日本のリユースは、『プラス世界』という形で発展していくと思っているので、JPNXを選んだ。手数料などの面では調整が必要だが、板越氏は起業家としての勢いがあり、その『事業を絶対にやりきる』という姿勢も評価した」と話した。

 

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