新潟県が「新潟県優良リサイクル事業所」や「新潟県エコ事業所」など環境に関する表彰式を開催

新潟県優良リサイクル事業所には、株式会社バイオポリ上越(新潟県上越市)、株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)、株式会社フーゲツ(新潟県小千谷市)が選ばれた

新潟県は31日、事業活動に伴う廃棄物の発生抑制・再資源化などに積極的に取り組み、優れた成果をあげた県内事業所を表彰する「新潟県優良リサイクル事業所」や、「新潟県エコ事業所」など環境に関する表彰式を、「にいがた環境フェスティバル2021」の会場(万代島多目的広場)内で開催した。

新潟県優良リサイクル事業所には、株式会社バイオポリ上越(新潟県上越市)、株式会社能水商店(新潟県糸魚川市)、株式会社フーゲツ(新潟県小千谷市)が選ばれた。

また新潟県エコ事業所には、三和薬品株式会社(新潟市東区)、山津冷蔵食品食品株式会社の津島屋加工場(新潟市東区)と新崎加工場(新潟市北区)が選ばれた。

バイオポリ上越は、古古米、木くず、貝殻等の廃棄物を原料としたバイオマスプラスチック樹脂および製品を製造・販売。また世界で初めてユーグレナのバイオ燃料残渣を原料としたプラスチックの開発に成功するなど、バイオマス資源の利用拡大に取り組んでいる。

能水商店は、県立海洋高校や糸魚川市との連携のもと、従来処分されていた県内河川に産卵のため回帰する遡上サケを原料とした魚醤「最後の一滴」などを製造・販売。また循環するサケ資源を有効活用した、持続可能な仕組みづくりに携わっている。

フーゲツはエコロジーな素材を使った包装資材全般を製造・販売。また製造過程で発生する廃棄物の削減やリサイクルに取り組み、ゼロエミッション(廃棄物を実質ゼロにすること)を達成するなど3Rを推進している。

新潟県優良リサイクル事業所に選ばれた株式会社バイオポリ上越(新潟県上越市)

三和薬品は食品加工用副材料および化学工業薬品の専門間屋で、令和元年に優良リサイクル事業所の表彰を受けている。また年度の初めにCO2の削減目標を定め事業所に所属する各員に環境負荷軽減活動を周知、また朝礼などで日々不要なエネルギー削減徹底の意識啓蒙を行っている。さらに退社時・離席時に作業装置の電源OFF、不在時の照明OFFの徹底と、クールビズの期間延長や冬期間の社内服装の見直しを行っている。

山津冷蔵食品は1984年に新潟市中央卸売市場の山津水産株式会社から冷蔵部門を分離して設立され、全国の量販店、業務用ユーザー向けに水産加工品を生産している。環境については2007年にISO環境マネジメント国際規格を取得して以降、CO2排出量、水使用量、廃棄物排出量の削減に社員全員が参画意識を持ち取り組んでいる。具体的には削減結果をグラフ化して廊下や食堂に掲示し社員全員に見える化を行い共有しているほか、部屋の電灯や冷暖房をこまめに切るなど不要な電気使用の削減を行なっている。また加工場の消費電力にデマンドを設定しピーク時の電力コントロールを行っているほか、加工場内照明をLEDに交換した。このほか、エアコン・チルド冷蔵庫を省エネルギータイプへ順次入れ替えを行っている。

新潟県エコ事業所には、山津冷蔵食品食品株式会社の津島屋加工場(新潟市東区)と新崎加工場(新潟市北区)などが選ばれた

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