東北電力株式会社が出資参画しているインドネシアの事業会社が建設を進めてきた地熱発電所が営業運転を開始

発電所全景(東北電力の報道資料より)

東北電力株式会社は7日、同社が出資参画しているインドネシアの事業会社「スプリーム・エナジー・ランタウ・デダップ」が2018年から建設を進めてきたランタウ・デダップ地熱発電所が昨年12月26日に営業運転を開始したと発表した。同社として海外の地熱発電事業に出資参画した初めての案件となる。

発電所は、インドネシア南スマトラ州のランタウ・デダップ地区に建設した出力規模9万8,400キロワットの地熱発電設備で、東北電力が出資参画した2018年3月以降、エンジー(フランス)、丸紅株式会社(東京都)およびスプリーム・エナジー(インドネシア)と共同で営業運転開始に向けた準備を進めてきた。

なお、発電所で発電した電気は、運転開始から30年間にわたり、インドネシア国有電力会社に売電することとなっており、安定的な収益が期待できるという。

スプリーム・エナジー・ランタウ・デダップは2008年7月の設立。フランスの大手電力・ガス事業者であるエンジー(37.4%)、丸紅株式会社(27.4%)、インドネシアの地熱資源開発や地熱発電事業者であるスプリーム・エナジー(25.2%)、東北電力(10%)が出資している。

発電所位置図(東北電力の報道資料より)

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