【心を揺さぶる中高生のスピーチ】「令和5年度 国際理解教育プレゼンテーションコンテスト」が開催、臼井中学校と新潟明訓高校のチームが最優秀賞に輝く

令和5年度 国際理解教育プレゼンテーションコンテストの様子

新潟県内の中学生、高校生が国際理解に関する発表を行う国際理解教育プレゼンテーションコンテスト(主催:公益財団法人新潟県国際交流協会、新潟県国際理解教育推進協議会)が12月9日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開催された。

国際理解教育プレゼンテーションコンテストは、よりよい国際社会の実現に向け、高い国際意識とコミュニケーション能力を身につけた若者の育成や、県民の国際理解の推進を図ることを目的に開催しているコンテスト。2006年から毎年開催しており、今年で18回目を数えた。

コンテストには、中学生部門に5校10チーム、高校生部門に9校10チームが参加した。1チームは3人から5人までの生徒で構成。各チームは国際的な問題などをテーマに、独自の調査やインタビュー取材などを実施し、スライドや動画を使用して発表した。生徒たちはジェスチャーを交えた熱のこもったスピーチで問題の考察や解決への想いを訴え、審査員や観客らを唸らせた。

審査の結果、中学生部門は「争いの先にある未来~ウクライナ侵攻とイスラエル・パレスチナ紛争からの考察~」を発表した臼井中学校(新潟市立臼井中学校)が、高校生部門では「難mean」を発表した地球人(新潟明訓高等学校)が最優秀賞を受賞した。最優秀賞を受賞した2校には賞状と盾、副賞の海外スタディツアーが贈呈された。

中学生部門の審査員長を務めた上越教育大学大学院の釜田聡教授は、「中学生がここまでやるのかと思える、心からの発表だった。審査員5人が心を揺さぶられ、感動した一日だった。本当に素晴らしい発表だった」と評した。

高校生部門の審査員長を務めた新潟県国際理解教育推進協議会の会長で新潟大学の坪井望副学長は、「10チームの発表が多様な観点から異なる立ち位置で発表されており、審査がとても難しかった。受賞にかかわらず、皆さんの発表が高く評価された」と話した。

新潟県国際交流協会は今後もさまざまな活動を通し、次代を担う青少年の国際理解の推進に努めていくという。

中学生部門の最優秀賞を受賞した臼井中学校の4人(前列)

高校生部門の最優秀賞を受賞した「地球人」(新潟明訓高等学校)の3人(前列)

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