20歳代女性が339万円だまし取られる、LINE通話で警察名乗る男らから「あなたに犯罪の容疑がかかっている」

上越警察署
上越警察署は5月8日、 新潟県上越市に住む20歳代女性が、警察官などを名乗る男らに現金339万円をだまし取られる特殊詐欺が発生したと発表した。
警察によると、女性の携帯電話に4月21日、兵庫県警の警察官を名乗る男から「あなたに犯罪の容疑がかかっている」「あなた名義の口座が複数使われている」などと電話があった。その後、LINEのビデオ通話で警察手帳のような画像を見せられ、女性は相手を信用したという。
さらに、神戸地検の検事を名乗る男から「逮捕状が出ている」などと言われ、指定された口座に100万円を振り込んだ。その後も翌22日にかけて、「消費者金融を利用した形跡が残っている」などと言われ、3回に分けて別々の個人口座へ計239万円を振り込み、合わせて339万円をだまし取られた。
女性が親族に相談したところ、「それは詐欺だ」と指摘され、警察に通報した。警察によると、犯人からの電話番号は「070」から始まる番号だったという。警察から連絡する際は、最初は固定電話で末尾が「0110」の番号を使うことが多いが、「0110」が表示される国際電話などの偽番号を使った詐欺も確認されている。警察は、相手が名乗った警察署の代表番号を自分で調べ、実際の番号と一致するかをまずは確認してほしいとしている。
また、警察は「警察がLINEなどのメッセージアプリで連絡を取ったり、アプリ上で警察手帳や逮捕状を見せたりすることはない」と注意を呼びかけている。同様に「逮捕を免れるため」などと言って口座作成や振り込みを指示することもないという。
警察は「高齢者だけでなく若い世代でも被害が出ている。警察官を名乗る相手から電話やメッセージアプリで『捜査対象になっている』『お金を振り込んでほしい』などと言われた場合は、詐欺を疑い、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけている。
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