新潟大学伊藤ゼミが航空会社のPeach Aviation(ピーチ)と連携

新潟空港に降り立つピーチアビエーション(2018年10月撮影)

アントレプレナーなどの育成に取り組んでいる新潟大学伊藤龍史ゼミは、新潟空港の人気路線「関西—新潟」(現在は新型コロナ感染拡大による需要減で運休中)を運航する航空会社のPeach Aviation(ピーチ、大阪府)、新潟県交通政策局空港課と連携し、ピーチや新潟県が抱える課題解決に向けた提案をゼミ生が行うことになった、と発表した。

伊藤ゼミでは、机上のインプット学習だけでなく、アウトプット学習の場として、県内の企業が直面する課題に対して学生チームが解決策を提案する取り組みを行っている。これまでに、ひらせいホームセンターの事業課題の解決提案をする「ひらせいプロジェクト」など、県内企業に対し課題解決に向けた提案を行ってきた。

今回のピーチとの連携は、初の県外企業との連携となる。提案を行うテーマの詳細はオリエンテーション時に、ピーチや新潟県と検討していくことになるが、定期便の利用者増に向けた提案、新潟の地域活性化に役立つ提案、ピーチのプラットフォーム「tabinoco」の利用促進に向けた提案などを行っていきたいという。

取り組み期間は1年以上になるが、大阪の企業という物理的な制約もあることから、オンラインミーティングなども活用していくそうだ。

伊藤氏は、シリコンバレーで重要な役割を果たしているサンノゼ州立大学ビジネススクール客員研究員などを歴任し、アントレプレナーシップ論、ベンチャー経営戦略論、ベンチャーマーケティング論が専門分野。また伊藤ゼミは、ゼミ生がビジネスコンテストで優勝したり、起業する学生を輩出したりしていて人気が高く、直近の倍率は4.5倍だったという。

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