【キシャメシ】ガリッ、ザクザクッ! 「五泉名物とりかん」の半身揚げは今日も豪快だった

この日は五泉市で取材。午前中の予定を終え、「昼は何を食べようか」と同行したディレクターと相談する。すると被せるような勢いで返ってきた答えは、一言。

「とりかん。」

異論なし。五泉に来たら、これを食わずして帰られないと言っても過言ではないだろう。市民に愛され続ける鶏料理の名店であり、半身揚げの人気店として知られる店だ。

久しぶりに訪れると、店内はリニューアルされ、以前よりも明るく開放的な雰囲気に生まれ変わっていた。木目を基調とした清潔感のある空間は、老舗の風格を残しつつも、ぐっと入りやすい印象だ。

注文はタッチパネル式。席に座ってゆっくりメニューを眺められるのはありがたい。定食や単品、テイクアウトまで並ぶ画面をスクロールしながら、「やっぱり今日はこれだな」と迷わず半身揚げ定食を選択する。

料理ができあがると、番号で呼ばれ、自分で受け取りに行くスタイル。フードコートのような気軽さがあり、これも新しい「とりかん」の魅力なのかもしれない。ほどなくして番号が呼ばれ、トレーを受け取る。

から揚げ定食(半身)1,700円

小間切定食(四ツ切)1,800円 ※ご飯少なめ

どうだ、この王者の貫禄。目の前には、こんがりと揚がった黄金色の半身揚げ。同行したディレクターは、ぶつ切りの鶏肉を豪快に揚げた「ブツ定食」を注文していた。

「写真を撮る前に食べないでくださいね。」そう言いながら、自分の方が早く食べたくて仕方がない。ようやく撮影を終え、いざ実食。

半身揚げの食べ方のコツは、箸をうまく使って、部位に分けてから食べること。

ガリッ。続いて、ザクザクッ。

この音だ。豪快な衣を噛みしめるたび、小気味よい音が響く。そして、その先には驚くほどジューシーな鶏肉。スパイスが効いた香ばしい衣と、あふれ出す肉汁が口いっぱいに広がる。胸肉はしっとり、もも肉はプリッと弾力があり、それぞれ違うおいしさを楽しめる。半身だからこそ、一皿でさまざまな部位を味わえるのもうれしい。

一方、カメラマンのブツ定食も負けてはいない。「こっちもいいですよ」と差し出された一切れをいただく。

こちらは骨付きならではのうま味を残しつつ、一口サイズで食べやすい。衣のガリッとした食感はそのままに、次々と箸が伸びる危険な一皿だ。気付けば二人とも無言。聞こえるのは、「ガリッ」「ザクザクッ」そして時折、「うまい」という単語のみ。

半身揚げは、手が汚れる。でも、それがいい。骨を持って豪快にかぶりつき、最後は骨の周りまできれいにいただく。これぞ、とりかんの醍醐味である。

食べ終える頃には、おなかも心もすっかり満たされていた。五泉で取材が入るたび、その候補が真っ先に頭に浮かびそうだ。ごちそうさまでした。

 

(記者・A)

 

【店舗情報】
五泉名物 とりかん
新潟県五泉市旭町7-1
電話 0250-42-1430
営業時間 11:00~14:00(L.O.13:30)、16:30~20:00(L.O.19:30)
定休日 月曜(祝日の場合は営業)、ほか不定休

 

【Google マップ 五泉名物とりかん】

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